
またバイオペレット(BP)ネタです。
ちょっと長いんで興味のない方はスルーしちゃってくださいね。
お約束のようですが、記事の内容はウチの水槽環境で起こったことや感じたことを書いています。
決してこうすれば上手くいくといった内容ではありません。m(_ _)m
ウチでBPを稼働させて2年弱になりますが、
今のところ順調に低栄養塩環境をなんとか維持できています。
BPに関するあたりの使用環境を少々。。。
水量 約450L 1200×600×600メイン 250×580×300上部リフ 900×450×370サンプ
BPリアクター リーフオクトパスBPH-1000
リアクター用ポンプ カミハタRio+2500
BPメディア VERTEX Pro-Bio PELLETS + DD Nutri-fix NP 500ml
生体 魚15匹ほど、ミドリイシ他SPS多数
換水 週1回 60~100L(ROを止め忘れると100Lになるw)
こんなところでしょうか。。。
BPの量
ちょうど、BPを補充したので写真を撮りました。

BPは500mlを目安にしています。
100Lあたり100ml強の量で、特に多くも少なくもありません。
大体こんな感じです。

もちろん最初からこの量を入れたわけではありません。
初めは100mlからスタートして、水質をチェックしながらの追加です。
稼働から1年くらいは250mlMAXで回していました。
BPメディアの種類は初めはVERTEX Pro-Bio PELLETSを使っていましたが、
VERTEX Pro-Bio PELLETSが無くなってからはDD Nutri-fix NPを使っています。
特に使用感に変わりはないですね。
VERTEX Pro-Bio PELLETSの方が消耗が早い気がしますが、
ペレットの大きさが、小さいからだと思います。
値段がお安いのでDD Nutri-fix NPを選択しました。
BPの流量
現在の設定はこんな感じです。
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動画はスタートからゆっくりバルブを開けて全開に、そのあと絞って調整
最後の方がウチの設定流量です。
結構強めじゃないでしょうか?
リアクターの最大流量が2000L/hなので40L/mのポンプを使ってます。
チョット、オーバースペックですが配管抵抗や揚程を考えれば丁度いいと思います。
流量が多ければ絞ればいいだけですから、少ないのはなんともならないし。。。

ポンプからの給水にバルブを付けて流量の調整と
停止時のペレット流出を防いでいます。現行はリアクターに逆止弁が付いているそうな。。。orz
水流も初めは弱いところから初めて、徐々に強くしました。
ペレットが新しいうちは強すぎるとリアクターの上部に張り付いて
固まってしまうので注意が必要です。
ペレットが馴染んで(この表現が適切か?)くると動きが鈍くなります。
今度は下で固まりやすくなるので注意。
ペレットが消耗するとフワフワとリアクター内を舞う様になるので
補充の目安になります。
流量はペレットの量と同じく重要な要素であると思います。
流量多=炭素源供給多
流量少=炭素源添加少
ではないかと思います。
ペレットの量と水の流量を調整して栄養塩の処理量を自分の水槽に合わせる。
いいポイントを見つければ、BPシステムがうまく機能すると思います。
ただ、過剰すぎると効果が下がることも経験しました。
BPの排水
BPリアクターからの排水は、ウールBOXに排水しています。

こんな感じです。
解かりやすくするためにシャワーパイプを外しています。
使い方にはペレットから剥離したバイオフィルムをスキマーで・・・と、書いてありますが
ウチの場合は、リアクターのメッシュをすり抜けたペレットが
勝手に何処かで炭素源を供給してほしくないのでw、掃除も面倒臭いですしね。
特にVERTEX Pro-Bio PELLETSの小さくなった奴はすり抜けやすいです。
排水しているところのウールマットはすぐに汚れるので
バイオフィルムを剥がしながら処理しているのは間違いないでしょう。
炭素源と微生物(バクテリア)
この項は特に勝手に思い込んでいる部分が大きいところですw
科学的・生物学的な知識は持ち合わせていないのでご注意ww
BPが供給する炭素源は、栄養塩を処理する微生物(バクテリア)の活動エネルギーにだけ
利用されるのでしょうか?
そんな都合のいい話は無いですよね。
さまざまな微生物が水槽の中には存在して、多くの種類が炭素源を利用して
それぞれが勢力拡大を狙ってチャンスをうかがっているはず。 たぶん、、、
我々から見て良いヤツも悪いヤツもです。
偶然に上手くいって良いヤツが勢力を拡大すればイイ!システム
逆に運悪く悪いヤツが勢力を拡大すると・・・糞システムです。。。
では、BPシステムは運に左右されるのか?そんなのはシステムとは言えませんねw
なら、悪いヤツだけ排除しちゃえばいいじゃん♪
そんなことができるのでしょうか?・・・無理ですね。
じゃぁどうすんだよ!って話になります。
悪いヤツが勢力を拡大できないくらい、色んなイイ微生物を入れてしまえ!
と、思うんですよ。
微生物のバランスを良いヤツの優位を保つようにする。
すると、悪いヤツは勢力の拡大が出来ずにおとなしくしてくれる!! たぶんw
ってな訳で、ウチでは微生物バランスを保つためにBioAQUA marineを使ってます。
BPを稼働させた当初から餌と一緒に撒いていますが、
悪いものは入っていないようですよ。
なにやらいっぱいイイ菌類が入っているようですw
そもそも、栄養塩を分解する微生物って水槽内にどれ位いるのでしょうか?
添加した炭素源を使い切るだけの微生物がいるのだろうか?
もし圧倒的に少なかったら??
そんな心配をしなくていいようにBioDigestとZEObakを入れてます。
BioDigestはBPを使いだしてから半年ぐらいから使いだしました。
BioDigestだけでも今ほどではありませんが低栄養塩を維持できていました。
NO3 0.00~0.75ppm PO4 0.02~0.08ppm
今年の4月からZEObakを合わせて添加するようになってから
NO3 0.00ppm PO4 0.00~0.03ppm
をキープしていますよ。
炭素源の添加と同じように微生物の添加も大切だと思います。
いろいろ書きましたが、自分自身まだ??なところが沢山あるシステムだと思います。
でも、今のウチの状況から見て十分サンゴも魚も維持できるシステムだとも思っています。
ウチはまだまだBPで維持していくつもりなので、ネタがあったらその3を書きますね。
・・・たぶんw
最後にこれは注意してねって事で。
・ペレットは全替えはしない。(機能が復旧するまでに時間が掛かった)
・栄養塩の発生以上の炭素源は添加しない。(魚が少ないと不向きかも…)
廃れてないぜ!バイオペレット
長文に最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。


